この度、当協会の会長に就任しました池上 直樹です。
当協会は、大きく表面処理部会、はしご脚立部会、日用品部会と3つの部会によって構成され、会員各企業のそれぞれの分野における事業課題について、協会として業界の課題解決を推進することで協会員の価値向上を目指しています。
中でもアルミを使用した商品の価値向上が最重要で、日用品やはしご脚立等の正しい評価の環境作り、そのための安全基準や適正な対応を業界として取り組みます。
また素材となるアルミ材料の環境負荷低減、重要なアルミ表面処理技術の向上に加え、消費電力が多く環境負荷が高いと見なされているアルマイトを正しく公正に評価する基準など、ガイドラインの策定が必要と考えています。
ライフサイクルアセスメント(LCA)の観点においては、従来の単一工程に着目した評価手法から脱却し、全体のサプライチェーンから正しく性能や機能ごとに評価される基準作りを協会員の皆さまと構築することで、適正な需要造りを通じて団体の価値を提供していきたいと考えています。
世界を取り巻く政治経済の不安、調達難、原材料・エネルギー高などの環境変化、その中でもパリ協定に準拠した脱炭素に向けた取り組みが世界規模で加速する中で、会員各企業の皆様および関係各位との対話で課題解決に向けて、行政や他団体との連携も視野に入れ、「会員各企業の取り組み、評価基準、行政施策」など包括的な対応で課題解決と価値の向上を創造したいと考えています。